おいしく食べて健康づくり研究からの展開~脳腸連関から見た消化管におけるグル タミン酸の役割~ [研究]
動物は、食物を摂取しなければ生命を維持することが出来ない。生きるためには、食
物を探し出して摂取し、消化・吸収することによって、エネルギー源および体構成成
分
となる栄養素を体内に取り込む必要がある。しかし、適当に手に入る食物を腹一杯食
べ
るだけでは、個々の栄養素に過不足が生じる。健康な生活を送るためには、食べる量
だ
けではなく、個々の栄養素の消費と摂取とのバランスをよく取ることが重要となる。
この仕組みが失調すればストレスとなり、長期化すれば体調は悪化し、生命維持も困
難となる。食物が好ましいか否かの判断は、過去の食体験の記憶をもとに、現在摂取
し
ている食事中の味、匂い、音、色や形、食感(テクスチャー)温度などの外的情報に
加
えて、空腹感や健康状態などの内的要因などにより総合的に行われる。食事に伴う体
調
変化や過去の食体験に基づいた記憶も、食欲や食物に対する選択・嗜好性に影響を与
え
る。さらに、栄養素に対する要求量は、性別、年齢、仕事、運動、ライフスタイルさ
ら
には風邪などの疾病の有無により変化する。
したがって、生体恒常性(ホメオスタシス)を維持し健康に生きるためには、各栄養
素の摂取と消費の収支バランスを絶えずモニターして、食欲あるいは食物嗜好性を適
宜
調節する必要がある。
そのためには、極めて高度な脳機能を必要とする。これら摂取した食物および栄養素
の認知過程において、味神経や迷走神経を介する口腔内や消化管から脳への化学感覚
情
報の入力が、重要な役割を果たしている。空腹のストレスを、おいしい食事の摂取に
よ
り低減させた際、満足感が得られた場合、あるいはある特定の栄養素が不足した場
合、
脳がどのようにしてその欠乏を認知し、食行動変化を起こすことによって欠乏から逃
れ
る(適応行動を示す)のか、その脳内メカニズムについて、アミノ酸の生体恒常性維
持
の仕組みを通して考えてみたい。
「おいしく食べて健康づくり研究からの展開~脳腸連関から見た消化管におけるグル
タミン酸の役割~」
1.日時 2012年02月07(火)16:00~17:30
2.場所 東京大学本郷キャンパス 薬学系研究科総合研究棟E10セミナー室
(アクセス)http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_10_02_j.html
3.参加費 無料
4.プログラム(詳細
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/CMSI/event/doc/120207P_Torii.pdf
< 講演 >
テーマ 「おいしく食べて健康づくり研究からの展開~脳腸連関から見た消化管
におけるグルタミン酸の役割~」
講師 鳥居 邦夫(味の素㈱ 名誉理事、味の素ルネサンスプロジェクト研究統括(イ
ノベーション研究所))
5.参加申し込み方法 下記URLより申し込み下さい。
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/CMSI/
6.問い合わせ先 東京大学大学院薬学系研究科 担当者: 聖子 ヤーネス
電話: 03-5841-1509 / Fax: 03-5841-1510 E-mail: jarnes@cnbi.t.u-tokyo.ac.jp
主催 東京大学グローバル 「学融合に基づく医療システムイノベーション」
東京大学大学院薬学系研究科 教授 杉山 雄一
協賛 東京大学ナノバイオ・インテグレーション研究拠点
物を探し出して摂取し、消化・吸収することによって、エネルギー源および体構成成
分
となる栄養素を体内に取り込む必要がある。しかし、適当に手に入る食物を腹一杯食
べ
るだけでは、個々の栄養素に過不足が生じる。健康な生活を送るためには、食べる量
だ
けではなく、個々の栄養素の消費と摂取とのバランスをよく取ることが重要となる。
この仕組みが失調すればストレスとなり、長期化すれば体調は悪化し、生命維持も困
難となる。食物が好ましいか否かの判断は、過去の食体験の記憶をもとに、現在摂取
し
ている食事中の味、匂い、音、色や形、食感(テクスチャー)温度などの外的情報に
加
えて、空腹感や健康状態などの内的要因などにより総合的に行われる。食事に伴う体
調
変化や過去の食体験に基づいた記憶も、食欲や食物に対する選択・嗜好性に影響を与
え
る。さらに、栄養素に対する要求量は、性別、年齢、仕事、運動、ライフスタイルさ
ら
には風邪などの疾病の有無により変化する。
したがって、生体恒常性(ホメオスタシス)を維持し健康に生きるためには、各栄養
素の摂取と消費の収支バランスを絶えずモニターして、食欲あるいは食物嗜好性を適
宜
調節する必要がある。
そのためには、極めて高度な脳機能を必要とする。これら摂取した食物および栄養素
の認知過程において、味神経や迷走神経を介する口腔内や消化管から脳への化学感覚
情
報の入力が、重要な役割を果たしている。空腹のストレスを、おいしい食事の摂取に
よ
り低減させた際、満足感が得られた場合、あるいはある特定の栄養素が不足した場
合、
脳がどのようにしてその欠乏を認知し、食行動変化を起こすことによって欠乏から逃
れ
る(適応行動を示す)のか、その脳内メカニズムについて、アミノ酸の生体恒常性維
持
の仕組みを通して考えてみたい。
「おいしく食べて健康づくり研究からの展開~脳腸連関から見た消化管におけるグル
タミン酸の役割~」
1.日時 2012年02月07(火)16:00~17:30
2.場所 東京大学本郷キャンパス 薬学系研究科総合研究棟E10セミナー室
(アクセス)http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_10_02_j.html
3.参加費 無料
4.プログラム(詳細
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/CMSI/event/doc/120207P_Torii.pdf
< 講演 >
テーマ 「おいしく食べて健康づくり研究からの展開~脳腸連関から見た消化管
におけるグルタミン酸の役割~」
講師 鳥居 邦夫(味の素㈱ 名誉理事、味の素ルネサンスプロジェクト研究統括(イ
ノベーション研究所))
5.参加申し込み方法 下記URLより申し込み下さい。
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/CMSI/
6.問い合わせ先 東京大学大学院薬学系研究科 担当者: 聖子 ヤーネス
電話: 03-5841-1509 / Fax: 03-5841-1510 E-mail: jarnes@cnbi.t.u-tokyo.ac.jp
主催 東京大学グローバル 「学融合に基づく医療システムイノベーション」
東京大学大学院薬学系研究科 教授 杉山 雄一
協賛 東京大学ナノバイオ・インテグレーション研究拠点
タグ:グル タミン酸